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2017.10.26 住宅と土地

岐阜県で住宅新築用地を探すポイント<その2>

岐阜県で住宅新築用地を探すポイント<その2>

前回に引き続き岐阜県で新築住宅用地を探すときのポイントです。

今回は高低差のある土地を選ぶ際に注意する点を挙げていきたいと思います。

岐阜県は山が多く、傾斜した地形を造成したような土地も比較的多いように思います。
ぱっと見て傾斜があまりないように見えても測量してみると以外と高低差がある場合もあります。
それではケース別に見ていきましょう。

 

道路に対して敷地が低い場合

 

この場合は敷地が道路面以上の高さになるよう土盛りをする必要があります。これは道路に下水道や雨水排水のための側溝が整備されており、そこに排水をするためです。土盛りをしないと、建物の地盤面が道路面より低いと排水ができないので、ポンプで汲み上げるということになってしまいます。
それ以外にも道路面の雨水が敷地に流入するのを防ぐという意味合いもあります。この場合は敷地境界ラインに鉄筋コンクリートまたはコンクリートブロックで土留めを設置して、ダンプで土を運び込んで造成します。土地が低ければ低いほど土留めが大きくなり入れる土の量も増えそれにかかる費用も増えていきます。

 

 

道路に対して敷地が高い場合

 

敷地が高くそのままの高さに建物を建てると道路と建物の間の高低差を解消するために階段ができます。駐車場は道路面とほぼ同じ高さとなりますので駐車場から建物のアプローチにも階段ができますので、介護などで車いすでの出入りがある場合はスロープや段差解消リフトなどの設置が必要になります。スロープは昇りやすい角度にしようとすると高低差によって長さが決まってきますので、意外に場所をとるかもしれません。

 

 

敷地内に高低差がある場合

 

建物は基本的には水平な地盤に建てますので、敷地を水平にします。低い側に土留めを設けて地面が水平になるよう土盛りをします。もとの地盤が固くて上に持った土が柔らかいと不同沈下の原因になりますので、地盤改良を確実に施したいところです。

いずれにしても、造成工事が必要になりますので、土地の値段と造成工事の費用を併せて予算をお考えになるとよいと思います。

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